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ユニップデザインとは住宅や店舗、オフィスビルなどの建築設計・インテリアデザインをメインに活動している一級建築士事務所です。また、ツリーハウスの設計施工も行っています。

このブログはそんなユニップデザインのスタッフが物件紹介や世の中に溢れるモノ・コトを、実体験をもとに紹介していきます。



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環境問題と都市(ミラノ便り1)
昔から議論はあった。

ミラノはパダーナ平野の盆地に位置する都市である。
夏は乾燥し、冬は湿気が多く、一年を通じてあまり風が吹かない。
以前からミラノの空気は汚いと何かと話題にはなっていた。
冬になると毎週ではないが日曜日にミラノの街全体が車規制を行い進入が不可能になる。
確かに寒い冬、車に霜が降り、その後乾くと車が真っ黒に汚れる。鼻毛の伸びも早くなった。
とにかくミラノの空気が汚いのは実感していた。

2008年1月2日から、ミラノの中心街(スペイン統治時代の城壁の内側)に車で入る場合、
ある一定以上の排ガス規定を満たした車以外は入場料が課せられることになった。
これを通称エコパスと言う。

milano1.jpg   milano2.jpg
     
  pic1.なぜか必ず子供の笑顔        pic2.昔のミラノは小さかった 

ミラノは約130万人の都市であるが、東京の3000万人、ローマの330万人に比べるとかなり少ない。
ただ、前記したが風がほとんど吹かないので、どうしても空気が溜まり循環しない。
冬は湿気が多く粉塵が湿気を含み、さらに濃度を増す。

このエコパス、規制範囲内の住人にも、もちろん優遇措置はあるが、しっかりと料金が課せられる。
ちなみに料金形態だが、車の種類によって差があり、一日で2ユーロから10ユーロ、
規制区域居住者年間パス50ユーロから250ユーロ、その他50日パス100日パスなどがある。
様々なポイントにテレビカメラが設置され、車を識別し違反者には後で請求書が送られるシステムだ。
環境問題を身をもって感じてもらう手段としては有効かもしれない。

milano3.jpg

pic3.これがエコパスだ

ミラノは小さい街だが、バス、トラム、地下鉄と交通手段も多々あり、逆に街の中心街は車で移動する方が不便なくらいだ。
ただ、これでどれだけミラノの空気がよくなるかはまだ未知数だ。
たとえ空気がきれいにならなかったとしても、ミラノ市にとりあえずはお金が入る。
それと、喜んでいるのは自動車販売会社であろうか。

今のところ大きな混乱はないが、新しい車は無料で、古い車は有料と言うのはおかしいと言う声もある。どちらにしろ排ガスは出すのだから支払うべきだと主張する。
施行一週間、すでに金額の見直しの議論が沸きあがっている。

実は最近車を買った。もちろん中古車である。四年落ちの比較的新しい車だ。装備も完璧で以前の車と同じく屋根も開閉する。とても安くお買い得だったのだ。
この規制のことは知っていたが詳しいカテゴリーまでは私も把握していなかった。ただ新しいので大丈夫であろうと高をくくっていた。

しかし、燃料がディーゼルの車はかなり規制が厳しかった。以前持っていた10年落ちの車と規制対象のカテゴリーがほとんど変わらない。この規制の為に新しい車を買ったのに、なんと言うことだろうか。
私は週末以外ほとんど車を使わない。おまけに中心街に車で行くこともほとんどない。なので関係ないといえば関係ないのだが、どうせ買うならもう少し調べればよかったと、いまさらながらちょっと後悔をしている。

(ishiyama)

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ




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