unip的クールなモノ・コト
ユニップメンバーが建築・インテリア・家具をメインに選りすぐりの”使える!”モノ・コトを紹介するブログです。
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我々は建築設計・インテリアデザイン・店舗設計をメインに活動している一級建築士事務所です。

このブログはそんなメンバーが世の中に溢れるモノ・コトを、実体験をもとに紹介していきます。



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 since 18 jan 2006



あなたはレンゾピアノ様ですか?<下>
(前回より)

上からの眺めはさすがに良く、中庭の様子もよくわかり、緑がいっぱいでとても気持ちがいい。

renzo9.png
       ただし、中庭からは木がよく見えない。

その他、ホール,小会議場などを見たが、特筆することはないように感じた。

全体的に見ると、期待していたよりは、空間的に感じることが少なく、
マテリアルはハイテックではあるが、印象的には普通のオフィスビルと言ったところだろうか。
この建物の特徴は、入り口から中庭の丘へつながる空間的、視覚的な変化が見せ所だったと思う。それが多々理由はあるにせよ、うまく行っていない。
模型を見る限りではそのように感じるのだ。

レンゾピアノの作品は、イタリアより外国のほうが圧倒的に多い。
すでに新聞社が入ってから5年経っているが(完成する前から使い始めたとのこと)、
屋上のソーラーパネルを見ても、まだいつ完璧に完成するかわからない。
あのレンゾピアノでさえイタリアで悪戦苦闘をしているのだ。
なぜ外国の作品のほうが多いのかがわかるような気がする。

私がレンゾピアノの講演で特に印象に残ったという言葉は、
「建物を作るということは大変な作業で、決して一人の力ではできない。さまざまな人の力が結集してできるものなのだ。それを深く理解しなければならない」
確かこんなことを言っていたような気がする。
まだ若く、何でも自分でやってやろうと思っていた時期、何か自分の中に引っかかったのだ。
そんなレンゾピアノの作品が、もっともっとイタリアにできることを私は願ってやまない。

〜完〜

(ishiyama)

あなたはレンゾピアノ様ですか?<中>
(前回より)

確かに、、、、、、いや、、暑い!
冷気は上には上がっていかない。おまけに前面南向きのガラス。たとえブラインドがあったとしても、あの大きな空間を補うにはちょっと心細いと思ったが、やはり暑いのだ。
そのアトリウムは3層吹き抜けの大きなものだが、なぜか開放感がない。高さに対して横の幅が短く、中庭に開かれているはずのガラスもブラインドで遮られ、なにか窮屈な感じが否めない。

その後中庭に出て小さな丘の鬱蒼とした樹木が眼前に広がると言いたいところだが、その丘の下にあるホールの入り口が迫り、入り口から中庭、丘へとつながる連続感が、途切れ途切れになってしまい、せせこましい感覚すら覚える。
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中庭に出るとすぐにこの巨大な亀の甲羅が待ち構える

入り口に展示してある模型と見比べると、やはり少し当初の計画と違うのだ。話によるとまだずべての工事は終わっていないらしく、屋上全面に張られるはずのソーラーパネルなどはいつ取り付けられるかわからない状況らしい。
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模型には中庭をまたがって橋がかかっていたが予算の関係で実際は取り付いてない
そのようなところが実はいっぱいある

両翼に伸びる二つのオフィス等にも、ガラスのエレベーターで上がってみた。このエレベーターは、まったく外に取り付いているので、雨の日は雨水が入ってきてしまうとのことだ。説明していた人はしきりに「いつもはこんなに汚くはない」と言っていたが、雨が降ったらすぐ汚れてしまうのは仕方がない。
renzo7.png       renzo8.png
雨の日にはエレベーター扉開閉部分から雨が入る   せっかくの中庭やはり入れなかった、意味がない

内外壁に使われているオリジナルレンガブロックは脱着が自在ということで、おじさんが得意げにひとつはずしてくれたのだが、その際角をほんの少し欠いてしまったのだ。もう一人いた案内役の女性はびっくりしていた様子だったが、それが欠けてしまったからか、本当に取り外しができるからか、私にはわからなかった。
でも、取り外しができる意味がどれだけあるのだろうか。。。

〜最終回へ続く〜

(ishiyama)

あなたはレンゾピアノ様ですか?<上>
先日、ミラノにあるレンゾピアノ設計の建物を視察する機会に恵まれ行って来た。
私はこの建物の近所に住んでいるので、以前から気にはなっていたが、中に入る機会がなかった。

私にとってレンゾピアノは特別な存在である。
イタリアに来たきっかけのひとつに、レンゾピアノがいるのだ。
日本に来て講演した時の言葉がとても印象に残り、それがひとつのきっかけにもなっている。ミラノ工科大学を選んだのも、そのためだ。

ミラノはイタリアの中で一番都会と言われているが、古い建物もたくさんある、イタリアの一都市だ。
この建物の外観は、透明ガラスが印象的な、いかにもピアノらしい、周りの建物とは一線を画している。
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中庭と建物

写真、模型では見ていたが、やはり建物は実際に見て中に入らなければ感じることができない。又聞ききは自分の感覚ではないのだ。
この建物の中には、新聞社、大手会計事務所、銀行、車のショールームなどが入っていて、説明をしてくれた人が「イル ソーレ ヴェンティクアットロ オーレ(新聞社の名前で、日本で言う日本経済新聞と言ったところ)ビルと呼ばれているが、実際は私たちだけではなく、いろいろな会社が入っているんですよ」と言うことだ。
建物はコの字型で、中庭は盛り上がり丘のようになっていて、かなりの植栽がある。
話によると、ミラノの典型的なアパートの形を残した設計と言うことらしい。確かに通常イタリアのアパートは箱型でその中央には中庭があり、四方は建物で塞がれている。ただこの建物は一面だけ開放され、外から中の植栽を見ることができる。少しだけ開放的なのだ。

入り口の天井が低い空間を通り過ぎて中に入ると、大きなアトリウムがある。そこには新宮新の彫刻が天井から吊られ、ゆらゆらと空間を泳いでいる。その正面は中庭に向かって吹き抜けいっぱいにガラスである。南に向いているので太陽がいっぱいに差し込むのだが、太陽の入射角度によってブラインドの開閉が自動調整されている。行った時は午後3時過ぎだったか、ブラインドがほとんど下りていて吹き抜けから中庭のうっそうとした樹木は見ることができなかった。ブラインドが上がっている時は外の道路からも中庭の緑が見えるとのことだ。建物と緑の一体感はレンゾピアノの特徴でもあるが、あいにくこのブラインド装置が繫がりを断ち切っていた。あれだけのガラスで、おまけに南向きと言うことは、ほとんどブラインドが下がっていると言うことになる。残念!
renzo3.jpg    renzo4.jpg

入り口のアトリウムと例のブラインド      天井から吊るされている新宮新の彫刻

この大きな空間、実は自然空調でまかなわれていて、人工的な空調設備がないとのこと。建物の下には駐車場があり、その下に地下水が貯められ、自然に送り込まれる風が冷気に変わり、その風をアトリウムに送り込み冷やしているというのだ。

〜続く〜

(ishiyama)

テーマ:建築、土木 - ジャンル:学問・文化・芸術


竣工1ヶ月前
またまたかなり時間が経ってからの更新。。。

2ヶ月前に書いたブログの住宅は未だ工事中。
ただ、引渡しが6月末ということで、残り1ヶ月を切ってしまった。
お施主様の都合や、変更箇所などがあり、
かなりバタバタしていたこの1ヶ月。
ようやく決めるものも決め、こちらは少し落ち着いてきた感じ。
後は、しっかり監理して良いものができるかどうか頑張るのみ。

写真は、1ヶ月単位での紹介になってしまったが、
まだ建物外形及び下地をしっかり作っていた時期なので、
あまり変わり映えしないかもしれない。

ただ、もう仕上げの段階に入ってきているので、
次回の更新はもう少し建物の概要が分かると思います。

3月11日<上棟式直後の木造軸組の風景>
0311K.jpg 地下は鉄筋コンクリート造だが、1階2階は木造なので、
 このように木の柱や梁で構成された骨組みがベースとなる。
 屋根裏収納も小さいながら見えているのがわかるだろうか。
 今回のこの住宅はある程度のボリュームを要求されていたので、
 このように、上から眺めると高く感じる。


4月1日<建物外形を見る>
0401K.jpg まだガラスは入っていないが、
 サッシが取り付けられている。
 外壁はこのように構造用合板を張り、
 その上から通気用の胴縁を設け、
 もう一枚左官用下地のボードを張ることになっている。


5月13日<内部階段が取り付けられた>
0513K.jpg 最近の様子だが、
 ようやく2階へ上がる階段が取り付けられた。
 この階段は稲妻階段と言い、
 階段のささら桁をスチールで製作し、
 横から見ると「稲妻」のように見えることから、
 こう呼ばれている。

スリムでシンプルな階段なので、吹抜で使用すると、あまり存在感が無くなり、
すっきりした空間に出来ると考え採用した。

また、他の物件や別の話題もネタを蓄えて復活したいと思う。

(date)

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術


この3ヶ月の進捗は・・・
061121K.jpg 昨年末、このような文章で締めくくっていた割りに、
 随分ごぶさたしていたが、
 事務所近くの目黒川の桜が満開と言うこともあり?
 少し古いネタまでさかのぼって書いていくことにした。

0126K.jpg 上の写真はおととし11月の現場の敷地調査に行った時のこと。
 今思えば随分昔のように感じられるが、あっという間。
 ようやく今年初頭に着工が出来、
 着々と順調?に現場は進んできた。
 雪の降る日も鉄筋を組んでいたりして、
 この3ヶ月間お客さんの顔も明るいままだ。

この住宅は地下1階が鉄筋コンクリート造で、地上2階が木造の「混構造」という方法をとっている。
しかも、ほぼ建築面積、床面積ともいっぱいまで計画している。
新宿区の閑静な住宅街にあり、住宅地としては一番建てにくい(イコール環境が良い)
用途地域に指定されているこの敷地には、結構大ぶりな建物になる予定だ。

0206K.jpg 2番目の写真と3番目の写真は地下室を造る為に、
 ほぼ敷地いっぱいに1階分掘った状況と、
 鉄筋を組んでいる写真である。
 おおよそ2月上旬の頃まではこの作業を続けていた。

地下の面積自体はそれほど大きくないのだが、実感としては「大きい!」の一言だった。
ここにコンクリート構造物が埋められていくと思うと、やや周辺とマッチしない気がしないでもない。
だが、勝負は上部の木造部分。
実際外から見える部分だけに、周辺に調和し、カッコイイ物件に仕上がるかどうかだが・・・
今施工図と格闘中である。

次回へ続く。
現状に追いつくよう、頻繁にアップ予定です。

(date)

「仙川の家」のTV放映
sengawa2.jpg  sengawa1.jpg

以前紹介したこの物件が、

今週の2月23日と3月8日に、
BS朝日「STYLE BOOK」の1コーナーにて紹介される予定です。

前編 2/23(土)24:00〜24:30
後編 3/8(土)23:30〜24:00

(fusa)

テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術


代官山はキッズ天国になるか?
daikanyama1.jpg
 写真は先々週2月8日のレセプションパーティーをもって
 オープンを迎えました、
 代官山のベビー服ショップ「マトリョーシュカ」(BLOG)です。

先日までプランタン銀座にて店舗展開していたのですが、
都内初路面店ということで、コンセプトも新たに店舗作りしました。

デザインはキッズが楽しめるキッズルームや什器等、
シンプルだけどにぎやかさを出したつもりです。
またインテリアに関しては別途ご紹介します。

ところで、今まで代官山と言えば、昼間は若者ファッションの街、
夜は大人が隠れ家的に食事をする所、というイメージだったのですが、
ここ数年の間に、キッズを対象にしたお店が結構増えてます!
今まで自由が丘がその役割を担っていたと思うのですが、
変わったのでしょうか?これも都心回帰の一部なのか・・・
ラ・フェンテ代官山2Fなどはキッズ向け店舗が集まっています。

今後はますます代官山でベビーカーを見かける機会が増えるかもしれません。

(date)

テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術


環境問題と都市(ミラノ便り1)
昔から議論はあった。

ミラノはパダーナ平野の盆地に位置する都市である。
夏は乾燥し、冬は湿気が多く、一年を通じてあまり風が吹かない。
以前からミラノの空気は汚いと何かと話題にはなっていた。
冬になると毎週ではないが日曜日にミラノの街全体が車規制を行い進入が不可能になる。
確かに寒い冬、車に霜が降り、その後乾くと車が真っ黒に汚れる。鼻毛の伸びも早くなった。
とにかくミラノの空気が汚いのは実感していた。

2008年1月2日から、ミラノの中心街(スペイン統治時代の城壁の内側)に車で入る場合、
ある一定以上の排ガス規定を満たした車以外は入場料が課せられることになった。
これを通称エコパスと言う。

milano1.jpg   milano2.jpg
     
  pic1.なぜか必ず子供の笑顔        pic2.昔のミラノは小さかった 

ミラノは約130万人の都市であるが、東京の3000万人、ローマの330万人に比べるとかなり少ない。
ただ、前記したが風がほとんど吹かないので、どうしても空気が溜まり循環しない。
冬は湿気が多く粉塵が湿気を含み、さらに濃度を増す。

このエコパス、規制範囲内の住人にも、もちろん優遇措置はあるが、しっかりと料金が課せられる。
ちなみに料金形態だが、車の種類によって差があり、一日で2ユーロから10ユーロ、
規制区域居住者年間パス50ユーロから250ユーロ、その他50日パス100日パスなどがある。
様々なポイントにテレビカメラが設置され、車を識別し違反者には後で請求書が送られるシステムだ。
環境問題を身をもって感じてもらう手段としては有効かもしれない。

milano3.jpg

pic3.これがエコパスだ

ミラノは小さい街だが、バス、トラム、地下鉄と交通手段も多々あり、逆に街の中心街は車で移動する方が不便なくらいだ。
ただ、これでどれだけミラノの空気がよくなるかはまだ未知数だ。
たとえ空気がきれいにならなかったとしても、ミラノ市にとりあえずはお金が入る。
それと、喜んでいるのは自動車販売会社であろうか。

今のところ大きな混乱はないが、新しい車は無料で、古い車は有料と言うのはおかしいと言う声もある。どちらにしろ排ガスは出すのだから支払うべきだと主張する。
施行一週間、すでに金額の見直しの議論が沸きあがっている。

実は最近車を買った。もちろん中古車である。四年落ちの比較的新しい車だ。装備も完璧で以前の車と同じく屋根も開閉する。とても安くお買い得だったのだ。
この規制のことは知っていたが詳しいカテゴリーまでは私も把握していなかった。ただ新しいので大丈夫であろうと高をくくっていた。

しかし、燃料がディーゼルの車はかなり規制が厳しかった。以前持っていた10年落ちの車と規制対象のカテゴリーがほとんど変わらない。この規制の為に新しい車を買ったのに、なんと言うことだろうか。
私は週末以外ほとんど車を使わない。おまけに中心街に車で行くこともほとんどない。なので関係ないといえば関係ないのだが、どうせ買うならもう少し調べればよかったと、いまさらながらちょっと後悔をしている。

(ishiyama)

テーマ:暮らし・生活 - ジャンル:ライフ


2008年
2008年

今年もユニップデザインをどうぞよろしくお願いいたします。



過ぎ行く2007年
k-model.jpg
 2007年のほぼ1年をかけて写真の
 住宅の設計に費やした。

 先日ようやく地縄を張り、
 工事の準備が整ってきた段階である。


29日にこの模型をクライアントに届けてきた。
完成までの時間を、
少しでも期待しながら楽しんでもらう意図である。

今後、出来るだけこの「K邸」の工事進捗状況を書いていこうと思う。

2008年はもう少しブログをアップしていく予定です。

2008年もどうぞユニップデザインをよろしくお願いいたします。

(date)

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術